それは、今日の夕食の事。メニューはお坊ちゃまの大好物の素麺。ネギと生姜を用意して、お坊ちゃまとななハムが食べ始めた所でした。ななハムが突然、お坊ちゃまの食べているつゆの中におろし生姜を一つまみ入れてしまいました。
「なにすんだよ!このタコ!」
「だって、素麺に生姜は普通だよ」
「おかしいよね、生姜がいやだなんて。」
「素麺のつゆは生姜なしがいいんだよ。こんなもん食えるかよ!」
「大体お前は味覚が3歳児なんだよ。恥ずかしくないの?」
「だって、素麺に生姜は普通だよ」
「おかしいよね、生姜がいやだなんて。」
「素麺のつゆは生姜なしがいいんだよ。こんなもん食えるかよ!」
「大体お前は味覚が3歳児なんだよ。恥ずかしくないの?」
お坊ちゃまは薬味の類はほとんどダメ。薬味が無くて何が美味しいのがさっぱり理解できない。
「このつゆどうすればいいんだよ!」
「食べたくなきゃ、食べなきゃいい!」
「そうかよ!」
「食べたくなきゃ、食べなきゃいい!」
「そうかよ!」
お坊ちゃまは、大好物の素麺を食べるのを止めて、自分の部屋に閉じこもってしまった。めずらしくドアまで閉めて。
キレやすい私とななハムの間にあって、キレ難いお坊ちゃまは貴重な性格なのですが、やっぱりキレた。キレ難いヤツがたまに切れると気持ちがどっと落ち込みます。
おもしろそうな番組が始まるので、誘ってみたが、ペッドの上でゲームをしながら、「いいよ、そんなもん。」不機嫌そのもの。
お坊ちゃまの部屋は元々エアコンの風が届かないので、かなり暑いのですが、閉め切ると一層暑いので、とりあえず、ドアだけ開けておきました。
このところ、お坊ちゃまとななハムは夏休みでダラーっと一日中ゲームばかりして、過ごしているので、私の小言も日増しに多くなるばかり。いろいろ溜まっているんでしょうけど、私もみんなが涼しい中で一日中ダラーと過ごしているのを尻目に一人働いているので、「自分がこんなにやっているのに、アイツら何だ!」という気持ちもむくむくと湧いてくるし。
お坊ちゃまの機嫌が早く直ってくれればいいけど。