日ごろ思っていて書きたい事はいっぱいあったんだけど、なかなか書くことが出来ませんでした。
今年は、例年に無く寒さが続き、春の気配が全く感じられませんでしたが、漸く数日前から街路樹の「白木蓮」の花が満開になり、今日始めて桜の花が咲いているのを見つけました。やはり春は来るんですね。
震災、最初は現実感が無くて、何処か遠い所で起こった災害のように感じていましたが、地震の当日は「帰宅難民」その次は「通勤難民」それからめっさ無計画な「計画停電」、スーパーに物は無く、トイレットペーパーとティッシュペーパーを探し回る日々。
漸く最近は落ち着いて来て、「計画停電」はしばらくなさそうだし、スーパーにも物が戻って来ました。
しかし、死亡と行方不明者をあわせると3万人弱。こんな大惨事になろうとは。。。。
テレビで行方不明者の捜索など映していると、思わず涙が出てきます。
避難所で不自由な生活を送っている人々には、他県からの避難場所の提供も用意されつつありますが、身内に行方不明者がいれば、その地を離れられないでしょう。
しかし、そこに留まっても、他県へ移ってもこれから先の生活の糧をどうやって得ていくか大きな問題です。
それは、災害に合われた方達だけではなくて、日本全体が、これからどうやって再生していくのか先が見えない状況です。
漁業は津波で壊滅。農業は原発事故で国内の市場はもとより、海外でも「安全でおいしい日本の食品」が「危ない日本の食品」になってしまった。工場もしばらく操業できなくなれば、直ぐに市場を海外に奪われてしまう。工場を再建しても得意先は0から開拓しなければならない。
いくらテレビで「頑張れ日本」と叫んでいても、何をどう頑張れば良いのか。私の仕事だってこれから先、どうなる事やら。
それに一番心配なのは、夏の電力不足。通勤電車に冷房が入っていなければどんな事になるのか、勤め人は皆それが心配で心配で、想像しただけでも気持ちが萎えてしまいます。昨今は夏は家の中に居てもエアコン付けなきゃ「熱中症」で命に危険が及ぶというのに。
それにしても50kヘルツと60kヘルツの違いで、中部電力は電力に余力があるけど、東京電力はそれを利用できないとは情けない。
いい加減、関西に「遷都」してくれれば良いのにと真剣に思います。天皇は「京都御所」があるんだし、国会だって東京になきゃいけない理由なんて無いんだから。もう本当に政治家達は決断力が無いんだから、「陛下ご英断を!」と一人叫ぶ。
「どうなる原発」
福島原発は当初の危機は回避できましたが、これから先安定冷却状態になるまでにどれだけかかるか予想が付きません。
空気中の放射性物質は減って来たようですが、土壌に溜まるものは今でも増え続けていますし、冷却用に放水した水が溢れて高濃度の汚染物質がどんどん海に流れ出ています。生命の母なる海を放射能で汚染して、どうするんじゃ。これって「天に向かってツバを吐く」と同じ事じゃないのか?
私の所の水道水も放射性物質が基準値を上回った事がありました。今後も土壌に溜まった放射性物質が雨で川に流れ込むと一時的に数値が上がることが予想されます。
まあ、私の所の水道水は相当下流で取水しているので、以前から生活廃水に含まれる危ない物が色々含まれてはおりますが。
ちょっと呆れたのは、東京都の一部が同じ川の上流から取水しているんですけど、東京都の値が基準を上回ってから、千葉県の値が基準を上回るまでに1日掛かりました。千葉県どんだけ下流から取ってるんだと笑うに笑えなかった。
放射線や放射性物質の影響は年齢が若ければ若い程大きい。40歳過ぎたら、あんまり気にしなくて良いらしいです。まあ、私は当然もうどうでも良いんですけど、ななハムやお坊ちゃまには、危ないものは避けたい。
水と空気はどうしようも無いので、せめて食品だけでも。「グレー」は×。
風評に惑わされてると言われようが何と言われようが、検査が隅々まで行き届いているとは信じがたい。偶々測定したとかしないとかで「安全」と決められても、信用できない。
だいたい「原発」が安全だって言い放って来た国ですから、どうしていまさら信じられましょうか。
スーパーにも「愛知県産」とか「静岡県産」とか今までは見られなかった産地の野菜がちらほら出ていました。そうじゃわ。家族に子供が居れば近県の野菜は食べさせたくないですわ。
「福島県」は店頭から消えた。茨城、栃木、埼玉、千葉県産はまだ出ていますが、比較的遠い「千葉県産」だって本当は買いたく無い。でも今日「キャベツ」が食べたくて、千葉県産しかなかったんだけど、誘惑に負けて買ってしまいました。
私だって、子供が居なければ、「福島県産」だって平気で食べていると思うけど、こればっかりは子の親としては譲れないですわ。