逃亡者ララ 続

逃亡から丸一日、全く気配が無かったララでしたが、夜も更けて家中の電気を消したところ、のこのこと現れて、なんと正座している私の膝にぶつかって驚いてまた隠れてしまいました。

・・・やっぱり、居たのか。
昨日、ななハムとお坊ちゃまに責められた私は安堵しました。
そうだよね。絶対家の中にいるよね。それも元気で。・・・

 

その後も、家中、あっちに行ったり、こっちに行ったりちょろちょろと走り回っています。捕まえようとするとひょいっと逃げてしまいます。野良ネズミのようなヤツでとても素手では捕まえられません。

もう、昨日の続きで、エサ入れにエサを入れて自分でケージに入るのを待つことにしました。ララはケージの外からエサを確認して、ケージの周りをうろうろしているのですが、人の気配があるからなのか、中へ入ろうとはしません。

そのうち、床の上に置いてあった、ビビちゃんのケージに近づきました。

ララちゃんｖｓビビちゃんの凄まじいバトルが始まってしまいました。

２匹ともケージの網を駆け上がり、

「シャーッ。ジュー・ジュー・ジュー・ジュー・ジュー」
「ジュー・ジュー・ジュー・ジュー・ジュー」

慌てて、ララちゃんを捕まえようとしましたが、またもや逃げられてしまいました。とにかく、ケージ越しとはいえ、怪我をする恐れがあるので、ビビちゃんのケージを棚の上（本来はララちゃんの場所）に上げてしまいました。

それから、また暫く、ララちゃんが、自分のケージの中に入るのを待って居たのですが、はいりません。
ネズミ捕り器があれば・・・、ケージだと、人間が入り口を締めなければならないので、ギブアップ。もう眠いのでまた明日に持ち越しということで寝てしまいました。

寝入ってから、どの位たったのかは、解りませんが、お坊ちゃまが「捕まえたよ」といって私を起こしました。
「ありがとう」もう眠いので、そのまま寝てしまいました。

 

今朝、どうやって捕まえたのか聞いたところ、寝ていてふと気がつくと洋服掛けの下にいたので、エサでつって、上から捕まえたらしいです。随分ジュー・ジュー言っていたとの事でした。本当に一安心です。

 

しかし、ララちゃんとビビちゃん本気で戦ったら、どっちが強いんだろう？ふと良からぬ考えが。